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久しぶりの街中へ

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しばらく東京に行っていなかったが、セキュリティ関係の会議のため、久しぶりに街中に出かけた。 幸い天候も良く、富士山もぽっくり雲から頭を出していた。 会議は駒込で開催されたので、駅から会場までの途中の公園「六義園」を通った。 この公園は、柳沢吉保が作った大名庭園だそうで、ちょうどもみじ祭りを開催しており、夕方からはライトアップもされて、都民が秋を満喫している。 以前、大阪で良くおしゃべりしていたK氏が東京に転勤になったそうで、待ち合わせて会場のビルのそばで、久しぶりにお会いすることができた。 一緒に仕事をする機会があれば、ときどき街中に来ることができてうれしいのだが。。。 会議が終わったあと、簡単な懇親会があったので、セキュリティに従事しているお堅い皆さんとやわらかいお話ができた。 街では、同じような思いで仕事に従事している方々と、おしゃべりできる機会が多いのが何より楽しいな。 だけど、街に住んでいても、思いを同じくして活動している方々と、ときどき情報交換できるか、と言えばそれは人により様々だから、街を有効に活用している方がどれくらいいるかということだろうな。 この日は、池袋に泊まって、翌日の午前中、品川でM氏とお会いして、当面ボクが直面している課題にいろいろとアドバイスをもらった。 こういうパワフルな方とすぐに接触できるのは、街の強みだなあ。 午後、羽田に行くまでに少し時間があったので、せっかくの東京の秋を満喫しようと、新宿御苑に行った。 新宿御苑は、ボクが若いとき、近くのマンションを購入しようと検討していた場所だったけど、結局実現できなかったところだ。 ある意味で長い間憧れている場所だったが、この公園に入るのは多分初めてだ。 街中の公園を歩くのは何となくうれしいもので、京都の御所や大阪の中之島でも感じるんだが、人工的な都市から一歩入ると大自然を感じられる訳で、そのコントラストが何とも言えず小気味がいいんだろうな。 それにしても、12月に入っているというのに、この暖かさと紅葉の真っ最中というのは、どういうことだろう。 地球温暖化の1つの現象と見てもいいのかなあ。 この後、山手線とモノレールを乗り継いで羽田空港に行き、公園で歩き疲れた足を引きずりながら、搭乗口に向かった。 窓から沈み行く夕日とJALのヒコーキが眺められて、何ともJALの現状を暗示しているような風景だっ

ようやく秋が来た

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南紀だけあって、暖かいのだ。 京都などは紅葉が過ぎようとしているが、こちらはなかなか秋が来ない。 それでも、和歌山県の北の方の根来寺なんかは、紅葉の見ごろらしい。 もちろん、和歌山県でも高野山や護摩壇山の方に行くと、もう冬の風情だと思う。 今日は、自宅から15分くらいクルマで走って、奇絶峡(きぜつきょう)という山の中の峡谷に行ってみた。 ようやく、このあたりまで紅葉が迫ってきていた。 巨石が転がる峡谷を見ながら、石の上でのんびり寝転がっていると川を流れる水の音が気持ち良い。 もう少し走るとぐっと山の中だ。 山の方に向かうにつれ、秋の風情が感じられる。 それにしても、この辺りぜ~んぶ田辺市内なのだ。 この日は、有名な「福定の大イチョウ」を見に行った。 天気も良かったが、着いたのがちょうど夕日が射すいい時間帯だった。 さすがにすごいイチョウの木で、落ち葉で寺の境内や民家の屋根が黄色のじゅうたんのような風情。 ちなみにこのイチョウ、推定樹齢400年で天然記念物に指定されているそうな。

技術士カンファレンスと「崎の湯」

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白浜のホテルシーモアで、毎年実施している技術士が中心となった「白浜カンファレンス」が開催されたので、参加した。 前回参加したときは、中規模の会場で論文発表形式のカンファレンスだったが、今年は部屋の都合もあって少人数で討議する形式だった。 今年で10回目となるカンファレンスだが、主催者の竹野内氏は今年限りとする予定だそうだ。 このカンファレンスの特徴は、地域の活性化をITCで解決できるか、情報技術で社会に何ができるかなど、情報関係の技術者が積極的に社会貢献をしたいという思いが伝わってきて、ユニークな会議だ。 今年で終わりというのは惜しいので、何とか今後も継続できる方策を考えてほしいものだ。 特にボクにとっては、リハビリを兼ねて寂しくこの地に居住しているが、久しぶりに楽しい議論の場に参加できて、思い切りしゃべりまくれた。^^; 今回は、情報産業の衰退とそれに伴うる情報教育関連学科の減少や民主党政権におけるスーパーコンピュータ開発予算の削減など、情報社会の根幹に問題があることに対する議論とともに、そう言った状況に陥った情報技術者たちの責任を反省し、日本社会にとって今後情報技術者がどのような貢献を行えるかなど、白熱した議論が行われた。 初日の夜は、このホテルのウリである梅樽温泉を楽しんだが、2日目が終了した後、1人でホテルの傍にある「崎の湯」という温泉に出かけた。 ボクの足が不自由だと知っているホテルの支配人が「クルマで送ってあげましょう。」と言って、すぐ近くだったけどホテルの小型バスで送ってくれた。 温泉の入り口は小さかったけど、思ったよりこぎれいに整備されていた。 ここは、万葉の時代から続く由緒ある温泉ということだが、2004年に改修されたそうだ。 ただ、この温泉までの小道をもう少し美しくできれば、と思ったが、古風なところが本当の旅情緒かもしれないな。 この日は土曜日だからか、やたら人が多く、狭い脱衣場も大混雑。 風が強い日だったので寒かったが、すぐに湯船に入って温まった。 できるだけ、海に近いところで湯に浸かったので、岩1つ隔てて太平洋の波が押し寄せ、砕け散って波しぶきが舞い上がっている。 湯船の中から、太平洋の波しぶきと海に沈む夕日を眺めて、めちゃ壮大な気分が味わえたので、これからも時々来ようと思った。 今日は人が多くて、湯船に浸る写真が撮れなかったのが残念だったが

闘鶏神社

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地元ではとても有名で、しょっちゅう話題に出てくる闘鶏神社にはじめて行く機会に恵まれた。 行きたいと思っていても、近くに駐車場が無い事などが気になって躊躇していた。 しかし、今日は田辺市内の会社を訪ねるために、NPOの事務をしてくれている女性がクルマで送ってくれるので、昼休みに訪れることにした。 近くの喫茶店で食事をしたが、このお店が古風な雰囲気でなかなか良い。 窓の外は、ここも例に漏れず閑散とした田辺市内の商店街で、向かいが呉服店という粋な雰囲気。 店内には、懐かしいスタイルのラジオや柱時計がそれとなく置いてある。 家庭的でおいしい食事を済ませて、いよいよ闘鶏神社に出かけた。 同行してくれた女性のクルマがコンパクトなMiniなので、トコトコと境内に入ってちょこんと停めた。 目の前に注意書きが掲示してあった。 「神様にお尻を向けての駐車はご遠慮ください。」 な、なるほど。。。 クルマから降り立って見回すと、思ったより立派な神社だった。 ところで、闘鶏神社という変わった名前の由来は以下の通り。 「別当湛増が源平合戦の時、紅白の鶏合わせにより源氏に味方する事を決め、壇ノ浦へ出陣したと言う故事が伝わる。弁慶はこの湛増の子であったと言う。」 彼女がトコトコと社務所に入って、気軽に宮司さんらに声をかけて、この神社の由来や弁慶について説明してもらった。 以前、彼女の妹がここの巫女だったそうで、なるほど宮司さんらと親しい訳だ。 宮司さんらと、かつてボクが取得していた「情報神社」の商標の話から、神社とインターネットの現状などの話題になったが、今日はあまり時間がないので日を改めておしゃべりさせていただくことにした。

白浜の宅地販売

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天気が良かったので、白浜のオレンジランドの住宅販売地を見学した。 その昔、そう20年ほど前に、ボクがオレンジランドの土地を購入して契約を交わしたのだが、政府がセカンドハウスの購入融資を制限したため突然キャンセルとなってしまった経験がある。 そのとき、海の見える高台の住宅地は2期工事の予定だからと購入できなかった。 バブルがはじけて、当時販売していた会社も工事をした会社も倒産してしまい、今は新しい会社が土地を購入して販売を始めたそうだ。 当時、このあたりに住みたいなあ、と思っていた住宅地が販売になったので、もう購入する意思はなくなったけど、ちょっと見たくなったのだ。 販売センターの近くから、海を眺めるとさすがにいい景色だ。 しかし、販売中の土地に掲示してある価格を見ると、この時期にしてはすごく高い。 ま、とっときの場所かも知れないけど、この時期にこの価格じゃ販売する方も大変だ。 その点、ボクは今のマンションで非常にリーズナブルにすばらしい景色を見ながら生活しているので、その土地を購入する人をあまりうらやましく思わなくなった。 自宅に帰って、沈み行く夕日を見ながらベランダに寝転がって本を読んだ。

はじめての飲み屋街

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リハビリを目指して田辺市に移り住んでから、ほとんど酒屋に行ったことがなかったが、最近知り合ったH氏に案内してもらってはじめて田辺市の中心街にでかけた。 もともと、ボクの方から「明日からの休み中に、時間があればおしゃべりしませんか?」と電話したら、「できれば、今日の方が都合がいいですね。」との事で、突然の訪問となった。 NPOの仕事帰りの娘にクルマでH氏の工場兼事務所まで送ってもらい、そこでいろいろなおしゃべりをした後、彼のお奨めの魚料理のお店に行った。 大阪北新地の雰囲気が少し漂う「親不孝通り」と呼ばれる飲み屋街に行って、H氏お奨めの魚料理を主体としたお店に入った。 ボクは、魚のうまい食べ方などあまり知らないのだが、地元の魚に詳しいH氏が選んでくれた「鯖のお造り」や「うつぼのから揚げ」などがおいしかった。 今日は、H氏にボクがこれから取り掛かりたいと思っている事業である「Kプラン」について説明したが、「面白そうですね。」ということで積極的に関わってくれることになった。 もうしばらくこの地にいることになるので、これが地元の人たちとの交流のきっかけになればうれしな。

蚊の残党との戦い

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もう11月になったというのに、マンションの部屋の中で蚊の残党と戦っている。 昨日まで、最高気温25度くらいあって、まだ半袖で暮らせるなと思っていたくらいだから、蚊が部屋にいても不思議なことはない。 しかし、今日はベランダに出ると比較的涼しく、日中でも20度を切ったと天気予報で言っていたのに、まだ部屋に1、2匹の残党が残っているみたいだ。 どうも蚊の方も、季節的に活動期間の終焉が迫っているのか、やたら焦っているようで、ただ一人の獲物であるボクをしつこく攻撃してくる。 何と、シャツや靴下の上から、果敢に攻撃してくるのだ。 そこで、ボクとしても常に手の届く範囲にキンチョールを備えておいて、必殺の反撃の準備をしている。 ところが、敵も無音高速飛行で飛び去るため、なかなかキンチョールの攻撃に驚かない。 普通の蚊だと「ぷ~ん」という音がするのに、我が家に侵入した蚊はステルス機構を装備しているらしく、全く無音で飛び回っている。 頭にきて、闇雲にキンチョールのつるべ打ちをしたら、自分の方が気持ち悪くなってきた。 ひょっとしたら、このキンチョール、有効期限が切れた不発弾じゃないだろうな。 とにかく、寝るまでには対策を講じないと、今夜は徹夜の戦闘になりかねない。 そこで、蚊より賢いと思っているボクとしても、この際知恵を絞って本格的な作戦を立てることにした。 ベランダに出ると、確かに寒く感じるくらいの気温だから、室外はもう蚊は生存できる環境ではないであろう。 それなら、ベランダのガラス戸を開け放ち、外気を入れて暖かい室温を下げればいいのではないか。 多分、彼らが心地よく飛び回っている我が家の室温が外気温と同じになったら、今のようにのうのうと活動できる温度でなくなり、場合によってはポテッと死ぬかもしれない。 ヒャッ、ヒャッ、ヒャ。。。この作戦はいいぞ。 しかし、もし外気の寒さに絶えている蚊の集団が近くにいて、室内の蚊が「ここは暖かいぞ。」と友軍を誘って来たりしたら、えらいことになる恐れはないこともない。 ここは決断じゃ、との覚悟で、フロに入るため別の棟に出かけている間に、ベランダの戸を開放しておいた。 風呂上りで部屋に戻ってくると、さすがに部屋の温度はかなり低くなっている。 さて、さて。ボクの作戦通りに安心して眠られるかなあ。 念のため、Webで敵の活動可能温度を調査したら、「多くの蚊は、

夕暮れの白良浜を散歩

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すばらしい秋晴れの1日だった。 今日は休日なので、白良浜の夕日を見に行くことにした。 自宅からクルマで15分くらいなのだが、白良浜の近くのコンビニで缶コーヒーなどを買って、浜辺に出た。 岩に腰を掛けて、コーヒーを飲みながら沈み行く太陽を見る。 すばらしい景色だ。 さらに贅沢な気分を味わおうと、一番上の写真に写っている海岸のそばの銭湯に入って、夕日を眺めることにした。 この銭湯は、古い日本の銭湯の姿をそのまま残している。 銭湯に入ると、風呂上りのおばあちゃんが、縁側に腰を掛けて夕日を見ていた。 「いい夕日やねえ。」と声を掛けて、銭湯から見える夕日の写真を撮った。 おばあちゃんが「ほんまに今日はいいねえ。写真撮るんやったら、この場所がええよ。」と言って自分の座っていた席を譲ってくれた。 そこに腰を下ろして、海岸を歩いている人越しに、海に沈み行く夕日の写真を何枚も写した。 10月末にしてはとっても暖かく、半そでのシャツで来ようかなと思ったくらいだった。 入浴量300円とタオル代200円を払って、湯船のある2階に行った。 番台の若いねえさんが「いらっしゃ~い」と愛想良く迎えてくれた。「ごゆっくりぃ。」^^; 土曜日にしては、来客が少なかった。 湯船に入ったまま、開放しっぱなしの窓から海岸を見下ろして、涼しい海風を浴びる。 横で、父親と来て体を洗っていたガキが、浴室の壁の上の空間越しに、女湯に入っていた姉妹にでっかい声でしゃべり掛けていた。 う~ん、完全に優雅な日本の銭湯の雰囲気だ。 湯上りの爽やかな気分で外に出ると、もう夜の白良浜の風景になっていたけど、こういう散歩もたまにはいいね。

ベランダ栽培に挑戦

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ベランダ栽培に挑戦と言ったって、大したもんじゃない。 先日見たドラゴンフルーツの尋常でない姿に感激して、早速オークションサイトで苗を購入したの。 白浜も比較的暖かいところなので、栽培なんかしたことのないボクにとっても何とかなるだろうといういい加減な発想。 取りあえず、送られてきた苗を適当な植木鉢に移植して、日当たりの良いベランダに置いた。 サボテンの1種なんだから乾燥には強いはずだし、あまり水をかけても良くないだろうと、何にもあげずにしばらく様子を見ることにした。 Webでもいろいろと栽培方法が描いてあるが、あまり水をやる必要もないし、土もあまり気にする必要がなさそうだ。 とにかく、日光が大切とのことで、幸い秋晴れが続いており、たっぷり日光浴ができるので安心している。 ホントに実がなるほどに育つのかなあ。

やっぱり温泉

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リゾートマンションだから、海が近くて温泉が出るというのがウリなんだろうけど、このマンションはホテル併設というのが特徴だ。 そこで、リハビリ中のボクにとって、本当にありがたいのは、ホテルの温泉の利用権があるということだ。 特に、ホテルの露天風呂はうれしい施設だ。 風呂から海が一望できるので、毎日異なる海の色と空の色を見ながら、ゆっくり入浴できる。 場合によれば、露天風呂で一緒になった人と30分くらいおしゃべりすることもある。 今回、風呂で偶然一緒になった人に、「ちょっと、写真撮ってくれません?」と言うと、「はいはい。でも手が濡れていますんでねえ、落とさないようにしないとね。」 もちろん、ずっとお湯に浸かっていると逆上せてしまうので、風呂の周りの岩に腰を下ろして、ときどき涼しい風に当たるのだ。 露天風呂に飽きたら、室内の温泉やサウナを使うことによって、ゆっくりしたひと時を過ごすことができる。 ま、あまりのんびり暮らしているとボケが早くなるかも知れないので、その辺りの注意が必要だな。

白浜探検

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天気がいいし、運動不足気味だったので、ちょっと白浜探検にでかけた。 皆さんご存知の円月島を眺めていたら、その横手の半島の先に見慣れぬトンネルを発見した。 さっそく、探検を開始。 しかし、現場付近に辿り着いてもトンネルなんか皆目見当たらない。?? 周辺を探索すると意外や、イカガワシイ洞穴を発見! そっと入り込んで、短い洞穴を抜けると、突き当たりに神社があった。 神社によくある鈴の代わりに寺の入り口のような金が岩から吊るしてあった。 引き返して、洞窟の入り口の幟を見ると、神社じゃなくてお寺だった。^^; それにしても、クルマでトンネルをくぐると半島の向こう側が見えるかと思ったのに、こんなところがあるとは。。 何でも探究しないと、正しい理解はできないもんだね。

台風来襲

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10年間で最大と言われる台風18号が日本列島に近づいてきて、テレビでは「白浜に上陸か?」などのテロップが出てびっくりした。 確かに、海に面したこのマンションには、直接海からの風が吹きつけた。 夜、ベランダから海を眺めると、今まで見たこともなかった横長の波が押し寄せていた。 それでも、ここは田辺湾なので、テレビの映像で見るような派手な波しぶきが見えるわけではなかった。 あくる日、目が覚めると、ベランダの物干しが倒れたり、玄関の外には木の小枝や葉が散らばっていた。 エレベータには、既に台風に備えての注意書きが貼り付けてあった。

来訪者との打ち合わせ

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今、住んでいるマンションは、ここから先は海という日本の端っこなので、なかなか知人とおしゃべりする機会がない。 しかし、どうしても仕事で打ち合わせを行う必要がある場合など、自分の体が不自由なこともあり、とても不便なことになる。 なにしろ、田辺駅や白浜駅までタクシーを使う以外ほとんど往来ができないし、大阪まで行くにも電車だと2時間半、クルマだと空いている時間帯でも高速を飛ばして同じくらい時間がかかるのだ。 しかし、もし来訪者の都合がつけば、隣接するホテルに一泊してもらい、2日間に渡ってゆっくり打ち合わせができる。 それにボクの部屋には、大型テレビをディスプレイにしたパソコンの用意もあるし、そのプレゼン画面を見ながら、無線LANによる来訪者のパソコン活用もできるので、打ち合わせなどには十分な環境だと思う。 ホテルが便利なのは、宿泊できるだけでなく、そこでコーヒーや軽い酒を飲みながら打ち合わせもできるし、食事や温泉も楽しんでもらえるので、考えようによってはとても便利だ。 大阪から日帰りだと、わずか数時間の打ち合わせしかできないので非常に非効率だけど、一泊できるのだったらかなり突っ込んだ議論ができるので、とてもありがたい。

南方記念館を訪ねて

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ボクのマンションから神島(カシマと読む)越しに遥かに見える南方熊楠記念館を訪ねた。 もう10年ほど前に一度訪ねた記憶があるが、熊楠についてはほとんど覚えていない。 記念館に行って展示物をじっくり見ると、さすが和歌山県が生んだ博物学の巨星と言うだけあって、その人生はものすごい天才型の人だ。 彼は、10歳の頃から様々な専門書を書き写したというから驚きだ。 19歳の頃からは、アメリカやイギリスで研究を続け、10数ヶ国語がしゃべれたそうだ。 その後、田辺に住んで、那智山などで多くの研究対象の生物を観察したが、昭和4年には、昭和天皇の行幸に際して神島を案内し、お召し艦の長門艦上でご進講したそうだ。 そのとき、標本を天皇に差し上げたそうだが、桐箱に入りきらなかったのでなんと森永キャラメルのボール紙の箱に入れて渡したのだそうだ。 ところで、彼の研究テーマは腐った木片などに生えているばっちい菌だ。 この辺りが、凡人の頭の回路と違うところなんだろうなあ。 記念館の屋上からは、白浜名物の円月島や白浜の温泉街などが一望できた。

太平洋を見たい

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いつも暮らしているマンションから海を眺めているんだけど、そこは田辺湾なのでとても穏やかな海面だ。 今はせっかく海の近くに居るんだから、シルバーウィークの休みを利用して本物の太平洋を眺めたくなった。 夏休みの期間中は、紀伊半島の道路は海水浴客で大渋滞のため、クルマで移動するのが大変つらい。 しかし9月に入ると、道路もスイスイで心地よいドライブができるはずなので、今回は本州最南端でバーンと太平洋を眺めようと企み、串本の大島に行くことにした。 そう、「ここは串本、向かいは大島」の大島だ。 途中、日置川の美しい海岸を散歩したが、さすが太平洋の海だけあって、本格的な海の波が見られた。 せっかくのリハビリの機会のついでにちょっと海岸に腰を下ろしたが、いつもの田辺湾のように寝転がって波の音を聴こうなんて長閑なイメージではない。 ここでは、気がついたら沖の方に浮いていた!と言わんばかりのものすごい迫力だ。 さて、いよいよ大島に着いたが、ネットでの事前調査では島の中にはまともなレストランがなさそうなので、大島へ渡る橋の袂の「水門まつり」という面白い名前のレストランで昼飯を取ることにした。 串本漁港の側だったこともあってネギトロ丼を食べたが、さすがにうまかったよぉ。。。 大島に入って訪ねたのは「リゾート大島」という施設で、バンガローやログハウスやキャンプ場などがあり、グループで遊びに来るにはとても面白そうだ。 なんと言っても周りになーんもないからめちゃくちゃ静か。^^; 大島に来て、行ってみたかったのはトルコ記念館だ。 パンフレットによると、「明治23年、トルコ皇帝の使節として来日した軍艦エルトゥールル号が大島の沖で遭難し、580名以上の将兵が亡くなったそうだ。そのとき生存者の救出などに地元の人たちが命がけで協力したことを記念して串本はトルコとの姉妹都市となっている」そうだ。 記念館自体には大した展示物がある訳ではなかったが、屋上からは軍艦が遭難した海岸をすぐそこに見下ろすことができ、好天の日にもかかわらずものすごい波が押し寄せていた。 真っ青な海の遠くには大きな船が行き来しており、これぞ太平洋という景観に感激して、秋風と太陽の光を体いっぱいに浴びながら長い間眺めていた。

夏が去る前に

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9月に入ると突然爽やかな秋の風が吹き始めた。 これはいかん。 今年はまだ海に入ったこともない。 もちろん、今の体の状況で海水浴はちょっと無理。 久しぶりの日本晴れの休日に夏の海を見ておかねばと思って、近くの海岸に出かけた。 この辺りは、そこいら中海辺で、ちょっと場所を変えると全く違った海とのお付き合いができる。 マンションの近くでは、浅瀬の岩場で海水の中を歩き、 白浜名物の円月島付近では、水溜りに足をつけてはしゃいだり、 三段壁付近の岩場では、カキ氷を食べながら壮大な太平洋を眺めた。 夏が去りつつある休日に、思いっきりいろんな海を楽しめた。