技術士カンファレンスと「崎の湯」

白浜のホテルシーモアで、毎年実施している技術士が中心となった「白浜カンファレンス」が開催されたので、参加した。

前回参加したときは、中規模の会場で論文発表形式のカンファレンスだったが、今年は部屋の都合もあって少人数で討議する形式だった。



今年で10回目となるカンファレンスだが、主催者の竹野内氏は今年限りとする予定だそうだ。

このカンファレンスの特徴は、地域の活性化をITCで解決できるか、情報技術で社会に何ができるかなど、情報関係の技術者が積極的に社会貢献をしたいという思いが伝わってきて、ユニークな会議だ。

今年で終わりというのは惜しいので、何とか今後も継続できる方策を考えてほしいものだ。

特にボクにとっては、リハビリを兼ねて寂しくこの地に居住しているが、久しぶりに楽しい議論の場に参加できて、思い切りしゃべりまくれた。^^;

今回は、情報産業の衰退とそれに伴うる情報教育関連学科の減少や民主党政権におけるスーパーコンピュータ開発予算の削減など、情報社会の根幹に問題があることに対する議論とともに、そう言った状況に陥った情報技術者たちの責任を反省し、日本社会にとって今後情報技術者がどのような貢献を行えるかなど、白熱した議論が行われた。

初日の夜は、このホテルのウリである梅樽温泉を楽しんだが、2日目が終了した後、1人でホテルの傍にある「崎の湯」という温泉に出かけた。

ボクの足が不自由だと知っているホテルの支配人が「クルマで送ってあげましょう。」と言って、すぐ近くだったけどホテルの小型バスで送ってくれた。



温泉の入り口は小さかったけど、思ったよりこぎれいに整備されていた。

ここは、万葉の時代から続く由緒ある温泉ということだが、2004年に改修されたそうだ。

ただ、この温泉までの小道をもう少し美しくできれば、と思ったが、古風なところが本当の旅情緒かもしれないな。

この日は土曜日だからか、やたら人が多く、狭い脱衣場も大混雑。



風が強い日だったので寒かったが、すぐに湯船に入って温まった。

できるだけ、海に近いところで湯に浸かったので、岩1つ隔てて太平洋の波が押し寄せ、砕け散って波しぶきが舞い上がっている。

湯船の中から、太平洋の波しぶきと海に沈む夕日を眺めて、めちゃ壮大な気分が味わえたので、これからも時々来ようと思った。

今日は人が多くて、湯船に浸る写真が撮れなかったのが残念だったが、管理人のおばさんに頼んで入り口でシャッターを切ってもらった。

ホテルシーモアでは新しく海の見える庭にテラスを建設中で、カンファレンスに参加した人と照らすから夕日を眺めた。

完成すれば、ここで夕日を見ながらコーヒーを飲むことができるということで、とても楽しみだ。



カンファレンスの参加者で白浜でダイビングをやっている女性と話をしていたら「串本と白浜は本州で最高に素敵なダイビングスポットで、足の不自由な人でも気軽に楽しめますよ。」だって。

時々クルマで通る道筋にダイビングの店があって、若い人が楽しんでいるのは目にしていたが、足が不自由でも楽しめるとは思ってもいなかった。

それが実現できたらいいな、と思った。

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