南方記念館を訪ねて



ボクのマンションから神島(カシマと読む)越しに遥かに見える南方熊楠記念館を訪ねた。

もう10年ほど前に一度訪ねた記憶があるが、熊楠についてはほとんど覚えていない。

記念館に行って展示物をじっくり見ると、さすが和歌山県が生んだ博物学の巨星と言うだけあって、その人生はものすごい天才型の人だ。

彼は、10歳の頃から様々な専門書を書き写したというから驚きだ。

19歳の頃からは、アメリカやイギリスで研究を続け、10数ヶ国語がしゃべれたそうだ。



その後、田辺に住んで、那智山などで多くの研究対象の生物を観察したが、昭和4年には、昭和天皇の行幸に際して神島を案内し、お召し艦の長門艦上でご進講したそうだ。

そのとき、標本を天皇に差し上げたそうだが、桐箱に入りきらなかったのでなんと森永キャラメルのボール紙の箱に入れて渡したのだそうだ。

ところで、彼の研究テーマは腐った木片などに生えているばっちい菌だ。

この辺りが、凡人の頭の回路と違うところなんだろうなあ。




記念館の屋上からは、白浜名物の円月島や白浜の温泉街などが一望できた。

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