太平洋を見たい


いつも暮らしているマンションから海を眺めているんだけど、そこは田辺湾なのでとても穏やかな海面だ。

今はせっかく海の近くに居るんだから、シルバーウィークの休みを利用して本物の太平洋を眺めたくなった。

夏休みの期間中は、紀伊半島の道路は海水浴客で大渋滞のため、クルマで移動するのが大変つらい。

しかし9月に入ると、道路もスイスイで心地よいドライブができるはずなので、今回は本州最南端でバーンと太平洋を眺めようと企み、串本の大島に行くことにした。

そう、「ここは串本、向かいは大島」の大島だ。

途中、日置川の美しい海岸を散歩したが、さすが太平洋の海だけあって、本格的な海の波が見られた。

せっかくのリハビリの機会のついでにちょっと海岸に腰を下ろしたが、いつもの田辺湾のように寝転がって波の音を聴こうなんて長閑なイメージではない。

ここでは、気がついたら沖の方に浮いていた!と言わんばかりのものすごい迫力だ。




さて、いよいよ大島に着いたが、ネットでの事前調査では島の中にはまともなレストランがなさそうなので、大島へ渡る橋の袂の「水門まつり」という面白い名前のレストランで昼飯を取ることにした。

串本漁港の側だったこともあってネギトロ丼を食べたが、さすがにうまかったよぉ。。。

大島に入って訪ねたのは「リゾート大島」という施設で、バンガローやログハウスやキャンプ場などがあり、グループで遊びに来るにはとても面白そうだ。

なんと言っても周りになーんもないからめちゃくちゃ静か。^^;



大島に来て、行ってみたかったのはトルコ記念館だ。

パンフレットによると、「明治23年、トルコ皇帝の使節として来日した軍艦エルトゥールル号が大島の沖で遭難し、580名以上の将兵が亡くなったそうだ。そのとき生存者の救出などに地元の人たちが命がけで協力したことを記念して串本はトルコとの姉妹都市となっている」そうだ。

記念館自体には大した展示物がある訳ではなかったが、屋上からは軍艦が遭難した海岸をすぐそこに見下ろすことができ、好天の日にもかかわらずものすごい波が押し寄せていた。

真っ青な海の遠くには大きな船が行き来しており、これぞ太平洋という景観に感激して、秋風と太陽の光を体いっぱいに浴びながら長い間眺めていた。

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